•  クレジットカード付帯の保険とは

最近では、ほとんどのクレジットカードに海外旅行傷害保険がサービスとして付いています。
年会費のみで海外旅行保険が受けられ、さらに、年に何度旅行に行っても適用されます。

補償内容は、死亡・後遺障害、傷害治療費用、疾病治療費用、賠償責任、救援者費用、携行品損害などで、付帯サービスのわりには充実しています。


○ クレジットカード付帯保険のしくみ
なぜ、クレジットカードの年会費だけで海外旅行保険のサービスを受けられるのでしょうか。
クレジットカードに付帯する保険は、カード会社が損害保険会社に委託金を支払う事によって成り立っています。 委託金は、クレジットカードを所有している会員全ての会費の一部や、クレジットカードローンの利息の一部です。

つまり、海外旅行に行かない人の利益も対象となっているので、旅行に行く本人の負担が少なくて済むのです。


○ 知っておきたい留意点
所有しているクレジットカードによって、保険適用の条件や補償の内容が異なりますので、必ず確認する事が重要です。

・保険適用の条件
クレジットカードを所有しているだけで対象となる場合と、旅行に必要な航空券やツアーの料金をクレジットカード決済したときにのみ対象となる場合があります。
また、補償の対象者がカード所有者本人のみの場合と、同行する家族までカバーするクレジットカードがあります。

・補償の内容
あくまで付帯サービスという事ですから、通常の海外旅行保険ほど保険の内容は充実していません。

傷害による死亡・後遺障害や、賠償責任の場合は高額な補償を受けられても、病気やケガの治療費については、高額な補償までとはいかないようです。 さらに、疾病死亡や航空機寄託手荷物遅延費用、航空機遅延費用、入院一時金といった補償がないのも、一般の海外旅行保険とは異なる点の一つです。

・サポートサービスの確認
クレジットカードに付帯する海外旅行保険も、基本的に保険会社の現地サポートサービスが付くようになっています。
ただし、このサポートサービスを受けるには、連絡先を知っていることが大前提です。
海外旅行に行く前に、必ずサポートサービスの内容や連絡先をメモしておきましょう。

※ 補償される保険金額の上限 (2009年 保険業法の改正)
下記に該当する場合、補償される傷害死亡・後遺障害保険金額は、 他の同種の保険契約と通算して1,000万円が上限です。
保険契約者と被保険者が異なる場合
被保険者が満15才未満の場合
  (契約者=カード名義人、被保険者=同行する家族)


○ クレジットカードを複数持っている場合
近年、個人で所有するクレジットカードの枚数が増加傾向にあるそうです。
そこで、複数のカードの補償金額は合算されるのか?といった疑問が出てきます。
合算されるかどうかは補償の項目によって少し異なっていますので、下記をご覧下さい。

・死亡・後遺障害
複数のクレジットカード付帯保険から同時に保険金が支払われる場合、その中で最も高い保険金額を限度として、それぞれの保険から按分して保険金が支払われます。
つまり、カード同士では合算はされません。

※任意の海外旅行傷害保険は、カード付帯保険とは別に全ての保険金額を合算して保険金が支払われます。

・上記以外の補償
複数のクレジットカード付帯保険から同時に保険金が支払われる場合、それぞれの補償金額を合算し、実際の損害額を限度として、それぞれの保険から按分して保険金が支払われます。
合算はされますが、1回の事故について限度額がある場合は、この金額が上限となります。

※任意の海外旅行傷害保険は、カード付帯保険と同様に合算しますが、実際の損害額が限度額となります。
  •  クレジットカード選びに悩んだら
近年、クレジットカードは多種多様化しています。 全てを自分で比較検証するのは、大変手間が掛かります。

どのクレジットカードが良いか分からない場合は、「比較サイト」を利用してみて下さい。
比較サイトを賢く利用して、ニーズに合ったカードを選んで下さいね。